私の母校!と言いたい所ですが、残念ながらこのすばらしい校舎は山形市の某小学校。
仕事で伺う機会があり、学校給食の時間にシャッターをきりました。
昭和初期の建築物で、現代的な仕様や設備はありませんが、細かい所を見てみると、逆に現在では新しい様に感じるような仕様が多々あります。
私が「コレは良い!」と感じたことは、3階までのスロープ階段があるということです。建築当初はこの階段を使って上階まで暖房燃料を運んだそうですが、今現在は上り専用の階段として使われているそうです。ちなみに何故上り専用かというと、元気な子供たちが猛スピードでこの階段を降りてくるので危険との事。
コミュニティー施設としての利用も検討され、一般の方の利用が今後ますます多くなる小学校ですが、老人の方の利用も考えるとこのスロープ階段は、実に画期的なものであります。現代的でないことと、建物の安全性を考えると新しく立替した方がよいものが出来るのでしょうが、このスロープ階段は新校舎を建てるにしても絶対役立つ動線になりえると思いますので、今後建築予定のものには是非活かしてほしい設備ですね。
Writer;営業部営業課 倉知 慶三 |