山形県最上郡の中心である新庄市から、車で約20分程の山間の町、金山町。前から一度行って見たいと思っていました。
...なぜなら、景観形成に町をあげて取り組み、その中のひとつとして独特の住宅が作られていると聞いていたからです。
スローガンは【杉と白壁の町】。金山杉で代表される林業の町、金山町ならではの趣のある住宅です。
何十年か前には、杉皮葺の住宅が並んでいたとの話も伺いました。車窓から見た景色には、残念ながらそのような住宅はもうありませんでした。

昭和55年完成の農業用水路「大堰」も特徴的です。従来のコンクリート造りではなく、周囲の景観と調和した雑割石の水路であることが特徴的で、錦鯉250尾余が放流され、現在、町の景観施策のシンボルとなっています。
鯉と言えば、池がある家があちこちにありました。これは、冬場の蛋白源として、昔から、各家で鯉を飼っているのだそうです。

この日は、4月5日。まだ、道路脇には雪が残っている金山町です。

金山住宅

街並と池

大堰