Vol.1 沖縄県−那覇市首里金城町
首里城(その1)
※画像データです。少々お待ち下さい。

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ぶらり・オキナワ・what's this?



記念すべき第一弾は「首里城(しゅりじょう)」。沖縄−琉球を象徴する建物と言えます。
沖縄サミットでの歓迎式典会場となった事でも話題になりましたね。
琉球王国時代の政治・経済の中枢であり、同時に異国との交流の場でもありました。
今回のサミットでは、120年という時を経てその役割と機能がまさに再現されたと言えるでしょう。


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左:首里城全景(館内配布パンフレットより)
左上の赤い建物が宮殿。その回りを城壁が囲む。

左下:首里城概略図
宮殿にたどり着くにはいくつもの門をくぐらねばならない。

中:宮殿全図
上:正殿、下:奉神門、左:北殿、右:南殿(番所)

右下:正殿正面から撮影 建物の特徴としては
1. 平面的に広がっている
2. 屋根が低い上、二重屋根の構造である
3. 色使いや装飾が中国・台湾の宮殿と類似している
4. 柱の数が驚くほど多い


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(参考1:中国−紫禁城−太和殿)

首里城正殿との共通点は
1. 石高欄の基壇上に建っている
2. 二重の屋根を持っている
3. 正面の柱の数が同じである
4. 龍の文様が多用されている

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(参考2:日本−姫路城−天守閣)

日本の城郭の特徴は
1. 防備上の展望所として高層化されている
2. 屋根の面積が小さい
3. 壮麗である(領主の威勢を象徴)


守礼門(しゅれいもん)

首里城に入る際、最初にくぐる門である。この門は首里城に登城してくる人々に対して、城の威厳と格式を示す門としての役割を担っている。この門は中国の三間牌楼形式を基本としながらも、随所に独自の建築手法を用いている。
具体的には、
1. 中央2本の柱が下層屋根を貫通して、上層の屋根を支えている
2. 柱脚は石の挟み束でがっちり固定され、控え柱で組固めている

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歓会門(かんかいもん)

お次の門は歓会門。俗に「あまへ御門」と呼ばれた。「あまへ」とは古語で「喜び」を意味し、「歓 会」はその漢訳である。この門は大きく湾曲した城壁の中央にアーチ門を構え、その上に木造の櫓が載る形式となっている。
アーチは単純な円弧ではなく楕円状となっており、これは沖縄の石造建造物のユニークな点の一つである。

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