ここは山形市蔵王成沢地区にあり、成沢八幡神社の入り口に、見るからに古ーい石の鳥居が立っています。
古さもさることながら、どっしりとした力強さ美しさは、風格を感じさせます。
私の住んでいる地区にはこのような歴史に残るものが数多く存在しています。誇りに思うとともにこれからも大切に受け継がれることを望みたいものです。
writer;Y.Koba(システム課)
〜八幡神社の石鳥居〜
凝灰岩製、総高436・6cm、柱は直径99・4cmの直立円柱で、その上に一石よりなる、島木と笠木をのせている、和様建築のこの石鳥居は平安時代末期の造立と推定されている。 その頃に、この東方の隆山に興隆した仏教文化の遺跡と考えられ、同様の石鳥居が、元木地区にものこって、共に重要文化財に指定されている。 この石材については、龍山の壷清水(うつぼしみず)から、天仁二年(1109年)に採石したという古文書が、この地区にのこっている。 本県のみならず、わが国でも最古に属する、貴重な石鳥居である。
昭和27年11月22日 国重要文化財指定 山形市教育委員会