‘皆さんすごく明るい方達ばかりだよ’とは聞いていたものの、また、部屋に入った雰囲気も開放的であったにもかかわらず、目が見えないことにどこまで踏みこんでいいものやら...。でも、輪の中になかなか入り込めないでいた私に、むこうから声をかけてくださいました。「盲人卓球ははじめてですか?」。その一言で大分気持ちが楽になりました。
べにばな国体をきっかけに始まったこの愛好会。全国大会にも参加し、北海道で行なわれたときには、団体で3位入賞できたとのこと。来月には、福島での親善試合が予定されているようです。審判として活躍している方々はみんな仕事を持ち、子育てまっ最中のお母さん達です。自分のライフワークとして、審判の技術向上のための勉強もかかさず、がんばっていました。
現在、天童市内ばかりではなく、山形や村山からも参加しての愛好会となっているようです。仲間を増やすべく、いろんなところで講習会も開いているとのことですが、練習会場までの足の確保が一番のネックになっているようです。今年の全国大会は九州の福岡とのこと、遠過ぎるよな...あの言葉が気になりました。
Writer;村岡 陽子 |