この川は「呑川」といいます。数年前は汚い川という印象が強いところでした。
実はこの写真、きれいだなと思いつつどこか物足りないように感じていました。以前に河川整備などの専門書を見る機会がありましたが、写真のような整備方法は良い例で紹介されることはあまりありませんでした。
ちょっと批判的な目で今回の記事をまとめようとしていましたが、撮影していたときです!偶然通りかかったおじさんから『ここは前は汚くて、でもきれいになってから鯉がすめるようにもなってよかった』という声を聞いたのでした。
私はハッとしました。確かに整備法的に見れば、両脇の壁と水面との際がきついのでポイント的にでも水草などを配置して印象を和らげることもできたかなと思います・・・。
でも日頃見ている地域の方は生き物が生活したり、遊んでいる姿を見ることができて喜んでいます。
このような整備は、単なる手法を形にするのではなく、整備することでどう環境がかわれば良いかを考えることが大事なんだと改める一枚の写真です。
writer;moonlit(企画室)
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