Vol.29  山形−大石田町
そばの里・次年子
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山形市から国道13号を北へ約1.5時間車で行くと、そばで有名な大石田町次年子(じねんご)がある。

そこには、『七兵衛そば』という、行列が出来るほど大人気のそば屋があり、評判を聞き県外から足を運ぶ客も多いということだ。山形に住んでいながら、まだ一度も行ったことのない私は、早速友人と大石田町へ車を走らせた。

国道13号を左にそれ、少しずつ色づき始めた山の木々を見ながら進むと、山里の中にぽつんと一軒、赤い瓦屋根の屋敷が現れた。ついに目的地に到着!


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開店1時間前の10時には、やはり駐車場には一台の車も無かった。

しかし、早く来たのも訳があり、ぜひそば作りをしている所をカメラに納めたかったのである。「こんにちは〜」と、玄関を開けると、おばちゃん達がせっせと働いていて、写真を撮るのをみなさん快く引き受けてくれた。(ありがとうございました)


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そして、ついに開店。一番の番号札をもらい、中へと案内された。店内は、民家をそのままお店にした感じで、昔懐かしい感じが漂っている。

『七兵衛そば』のメニューは、「食べ放題のもりそば」これだけである。それも、ピリッと辛い大根汁にそばつゆを注いで食べるのである。これが、そば好きにはうけているらしい。また、地元でとれた、なす・きくらげ・かぶ・山菜などのおかずも三皿ついてくる。
少し固ゆでのそばは、私好みでおいしかった〜。今までのおかわり最高記録は、どんぶり8杯だそうだが、男性ならたいてい3杯は食べるということだ。すっかり私も、『七兵衛そば』のファンになってしまった。


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店内は、15分足らずで満員となり、外にもすでに行列が出来ている。やはり、噂通りの店であった。

これから、ますます山も紅葉し、ドライブがてら『七兵衛そば』へ足を運んでみてはいかがですか?

注:「待つのが嫌だ!」という方は、開店前に着くようにして下さい。

Writer;測量部 石澤佐知子