Vol.56  山形県−上山市
「時の忘れ物を訪ねて」

※画像データですので、もう少しお待ち下さい。

56-1.jpg
上山市立中川小学校小倉分校

56-6.jpg
上山市立中川小学校蔵王分校

56-7.jpg
上山市立東小学校古屋敷分校

56-9.jpg
上山市立本庄小学校赤山分校

私の住む上山に廃校のまま残っている分校を訪ねてみた。昔は、砂利道の坂道を砂ぼこりにまみれ通学した木造造りの学舎、そんな校舎もライフラインの確保による道路交通網の整備、少子高齢化と進展している社会環境の大きな変化により、今は、訪れることのない生徒をじっと待っているかのように、ひっそりと、ただただ静かな余生を送っているようであった。そんな反面、隣町の山形市立第一小学校においては、中心市街地の空洞化が原因で、学区外から通学可能な「特認校」とする検討がなされて2002年にも実現しようとしている。
今選挙の争点にもあがっている「教育問題」都会の生徒を、山間部の小規模校などで伸び伸びと学べるように門戸を開く制度だそうだが、はたして凡人のわたしには理解に苦しむだけである...。

56-11.jpg 56-13.jpg
上山市立南小学校

また、私の子供が通う上山市立南小学校に足を運んでみると校庭の片隅にGPS電子基準点が設置されているではないか!電子基準点の役割は2つあり、地殻変動測定と測量の基準点であり、全国950ヶ所に整備されており、地殻変動用の為にしかデータは提供されておらず、われわれ測量業にとっては、「公共測量」実施に使用できる座標値の提供が待ち望まれております。(国際地球基準系ITRF94にもとずく「測地成果2000)公開をじっと待ちましょう。)

Writer;Matsumura